EXバージンオリーブ油100%。
オプションは、クチナシの実粉末とオレンジEO ・イランイランEO。
今回は前田京子氏の本によるレシピで(オプションは別)
やり方も前田さん方式。
はんちゃんオンマが日本と韓国の石けん作りの
いろいろな違いを書いていたけど
実は私も気になっていたのだ。
20分ぐるぐるしたら、あとは放置???・・・
型だしまで3日間???・・・
掲示板でいろんな情報が入るから
そこを見る限りでは、随分私の場合とは違っている。
ぐるぐるはトレースまでやるし、型だしも大抵は18時間ほどだ。
この、「放置」っていうのがすごーく気になっていた。
ラップをしたままその日は寝ちゃって
翌朝起きて見てみたらすでに過トレース、とかっていうのも
「えー?」という世界だった。
私は「放置」と言っても、休み休みでもぐるぐるは続けるんだと思ってた。
でも日本から前田さんの本を取り寄せて
今週の火曜日に初めてそれを読んで
最初だけするんだってことを知ったのだった。
あとは分離してたらかき混ぜてやるんでしょ?
知らなかった・・・・
でも、それ、ラクそう・・・
それに鹸化がすごーくゆっくりと進むということよね。
それはいいかもしれない。
・・・ということで、さっそくその本のごとくに作ってみたのがコレ・・・
型入れ時のタネの状態は何時になく滑らかで
気泡がいっさい入ってないし、その時点ではかなり期待していた。
型入れ後は、ちゃんと保温してあげたので
だんだん鹸化が進んでほかほかになっていた。
1日と何時間か経って、さて、固まってるかなぁー、と
石けんの表面をのぞいてみると、びっくり。
どすグローいオレンジの水が溜まってるではないか!!
これはオイルじゃなかった、石けんは分離しないで
しっかり固まっていたのだけど、そのオレンジのはなんだろう。
よく「石けんが汗をかく」っていうけれど
あの汗が溜まりに溜まったわけ?
でもこの汁は、上に浮いて溜まった分を吸い上げて取り去り、
そうして型の側面を(プリングルス)押してみると
また上にあがってくるんだから(押し上げられて)相当な量だったのよね・・・
いやーなかんじだったけど
固まってるからそのまま取り出してカット。
柔らかかったけど、スタンプ押したら
いままでの中で一番きれいに押せた。
その時点で撮った写真が、上のなんだけど。
このあとねー、
石けん、たいへんなことになったんだわーーー。
なんか、綺麗な黄色してたのに
これが時間とともに、どすグローくなってきて・・・
ムラもあるの、でもこういうの、一度経験してるから
その時は最後にはまたムラがなくなって
色も落ち着いて、何事もなかったかのように
綺麗な仕上がりになったんだけど・・・
これもそうなんかなぁ・・・
ちと、不安・・・・
でも使い心地がとっても気になる。
あと6週間は待てだってさ・・待てるかな。
今度は「マルセイユ」と「最高に・・・」だな。
あー、私にはなかなかおもしろかった、前田式。
みんな、最初はここを通ったのかぁ、と思って・・・
この本、取り寄せてよかった。
左端の、ね。これです。
コレ読んで思ったんだけど、日本のソーパーさんたちって
ホントに恵まれてるよ。
前田さんとかタオさんとか、惜しげもなく自分の知識やノウハウを
こんなに親切にわかりやすく丁寧に伝授してくれてさ・・・
油脂の説明のあたりなんて
読んでいて特に思ったんだけど
この道の先駆者たちが、長年、ああでもないこうでもないって
試行錯誤してやっとみつけた「適量」や「最適パーセンテージ」なんだよね。
(あの72パーセントというマルセイユのオイル配合、しかり。)
書けばたった何行かの記述でも
その影には何年もの試行錯誤とか苛立ちとか
あきらめとかくやしさとか感動とか、
そういった貴重なものが詰まってると思うの。
この、前田さんの本を読んでそんなことを
ふと思ったりした。
そして、左から2番めと3番めは
気になった洋書・・・・
海外のハンドメイドソープなんか見てると
石けんに「動き」があってとてもエモーショナルだと感じるんだけど
この2冊で、そんな海外のソープの心みたいなものが
掴めたらいいなと思っている。
石けんに、ソーダ灰があろうと、形がいびつだろうと
あちこちが欠けていようと、おかまいなしだ。
ありのままで、なにも手を加えようとしない。
少々野性味がありすぎな石けんだけど
なにかしら、こちらの固定観念みたいなものを
取り払ってくれる、そんな感じがするのだ。
そして左から4番めと5番めの本は
韓国語では多分勉強しても時間がかかると思ったので
日本語書籍を購入。(日本語で読んでも難しいだろうけど)
石けんに携わる上で、こういうことを知っておくと
いろんな勘が働くようになるんじゃないかと思う。
それにいろいろと頭の中で整理がついたりするんじゃないかと・・・
この5冊はアマゾン・コムで船便で注文したのだが
注文して10日ほどで届けられたので
とってもラッキーだった。
説明では船便は4週間から6週間はかかるとあったから。
気になっていた書籍をひとまず手に入れて
これからまた、いろいろ試してみたいことがたくさんだ・・・